出典:https://times.abema.tv
元でんぱ組.incのメンバーでタレント・最上もがさん(31)が2020年5月14日夜、自身のYouTubeチャンネルで、鬱病を患っていることを告白され、話題になっています。
こちらの記事では、でんぱ組.inc脱退理由が鬱病とHSP?、過去の赤裸々発言まとめ、世間の反応について触れていきます。
でんぱ組.inc脱退理由が鬱病とHSP?
出典:https://mainichikirei.jp
最上さんは自身のYouTubeチャンネルで、「自己紹介&初告白」と題して、自身の人生を詳細に語り、その中で初めて鬱病について語っていました。
いじめられた経験や、家庭の状況なども赤裸々に語った最上は、2017年にでんぱ組を脱退した理由について「うつ病になりまして、今も治ってないです」と明言した。最上のもとに寄せられるダイレクトメッセージでの相談に悩むことも多く「『何て答えればいいんだろう』って思って。落ち込んだりするのが、それ(うつ病)が原因が多かったから」と涙声で語った。
症状が悪化したこともあり「しんどくて。でんぱ組でいたかったけど、ついていけなくなっちゃって、気持ちが」と脱退の詳細な理由を明かした。うつ病が理解されにくい病気であることも説明し「『甘えてる』って思われる。『あの時はできてたじゃん』ってことが全然できなくなっちゃって。笑えなくなって、人前に出るのがしんどい時もあったけど、仕事だから休んじゃいけないって思うし」と当時の苦悩を振り返った。人気が上昇していた時期でもあり、正式にうつ病という診断を受けて、仕事を休むことも恐れていたという。
出典:デイリー
鬱病について告白された理由は「こういうカジュアルなうつもいるよって伝えたくて」と説明されています。
実際に病院で診断を受けたのは最近だったようですが、5年くらい前からあったと長期間悩んでいたことも告白されました。今回病名がはっきりとして「うつ病はただの脳の病気だから、治る可能性があると思うとすごい気が楽になって」と心境を明かされています。
Instagramでも「症状的には6年ほどだったので、ある意味、診断された時はほっとしました」と振り返っています。
でんぱ組脱退後に自身の状況などを調べ、「HSP(ハイパー・センシティブ・パーソン)」であることも判明されたようです。
この病気は、さまざまな刺激に過剰に反応してしまう気質、そうした気質を有する人を指す言葉で、具体的に以下のような特徴が一般的に挙げられています。
- 他人に気分に左右される
- すぐにびっくりする
- 光や音、匂いなどの刺激が気になってしかたない
- 周囲の人の気分や感情に左右されて動揺しやすい
- 相手のことを考えすぎて断ることができない
- 他人からの評価や他人との競争が大嫌い
- 一度にたくさんのことを頼まれるのが苦手、混乱する
- ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
- 感情やイメージをたくさん感じているのに、うまく言い表すことができない
グループ脱退当時は、メンバーとの不仲説も浮上していましたが、実際は自分自身をコントロールできずに悩んでいたのが本当の原因だったようです。
過去の赤裸々発言まとめ
出典:https://www.excite.co.jp
最上さんは以前からブログやSNSなどの機能を使って、自身のコンプレックスや過去について語っている場面がありました。
容姿に関することに敏感で、昔からHSPの症状はあったのかもしれません。
どのような発言があったのかまとめていきます。
容姿がコンプレックスだった?
出典:https://e-talentbank.co.jp
最上さんと言えば、大きな目とブリーチされた明るいボブヘアーと言った、まるでお人形のような容姿が印象的な女性ですが、思春期は容姿について非常に悩んでいたようです。
全くモテなかったし、ダサかったし
趣味はゲームと絵をかくこと。
好きな絵師さんのBBSに勇気を出して書き込みしていたり、ペンタブで可愛い女の子のイラストをがんばって描いたり、好きな漫画の夢小説漁ってたりしました。(時代を感じる)
服も自分で買ったことなかったです。
ぼくはこの頃、自分が可愛いとは1ミリも思えませんでした。(親にも可愛いとは言われなかったし)
もちろん恋人なんてできるわけがなく。2次元サイコー!て感じでした。
目つきの悪いうすーーーく二重の線?ある?くらいのほぼ一重の厚ぼったい目、黒目もちっさい。
この時はまだ歯科矯正してませんが、笑うと唇に歯がひっかかるくらい犬歯が上の方に生えてて、
下の歯はごちゃごちゃ。
ていうかそもそも前歯がでかい。
歯の一つ一つがでかい。
自分の理想と写真に写る現実の自分がかけ離れていたことにショックを受けたようで、中学生頃からの写真がほとんどないようです。
高校生の頃の最上もがさんと現在の姿
でんぱ組に入った当初はたぶんつけまブームで、(それこそきゃりーちゃんのつけまつけるが流行ってた)メンバーもほとんどつけてたし、カラコンもしてて、目がデカくなる!目つきもマシになる!メイクの力すげえ!!となりました。
ちょうどこの時期は東日本大震災があり、「明日死ぬかもしれないなら、一度やってみたかった金髪にしたい」と、学生時代は親が厳しくヘアカラーが出来なかったようで、卒業されニート期間を経てから初めて金髪にしたそうです。
学生時代の最上もがさん
出典:https://www.cinematoday.jp
整形疑惑なども持ち上がっていましたが、「整形はしたことがない」と疑惑について否定されています。
いじめを示唆する発言?
出典:https://mainichikirei.jp
最上さんは、学生時代いじめにあっていたことを告白されています。
すごい難しいなと思うのが、学生時代にいじめを受けていた時はすごいつらかったんですけど。
自分の場合はほかの場所に居場所を見つけられたし、親にも相談できなかったんで「学校行け」ともいわれてないし「行かなくていいよ」ともいわれていないんですけど。出典:めるも
更に、インターネット上での誹謗中傷にも悩まされたとブログでコメントされています。
毎日のように「死ね」「もがファンはにわか」「動画ブス」「整形失敗女」「すっぴん三白眼きも」「スタイル以外くそ」(スタイル褒めてくれてるからまあいいか)等の書き込みがあり、インスタは全写真投稿に対して暴言を書かれてました。
主にグラビアやってるのがぼくだけだったので、
「グラビアはでんぱ組の恥」とか、「体売ってるのキモい」とか、なんならぼくの父親の名前も出して、「◯◯(父親の本名)の娘は死ぬべきだ」
という書き込みと共に、どこから拾ってきたのか、焼死体の写真が添付されてたりしました。
(ほぼ毎日Twitterのリプがきてた)
病気を持っていて、精神的にも病みやすい体質だった最上さんにとってはとても辛い経験だったようです。
家庭環境が複雑?
出典:https://www.pinterest.com
当時、人前に出るような自信はなかった最上さんでしたが、芸能界入りのきっかけについて「僕は親のリストラが一番ですかね」と告白されていました。
「20歳くらいのときは、ただのネットゲーム大好きなオタクだったから、ずっとそれだけやって生きていきたいって思っていた。でも親がリストラされて、妹がちょうど大学受験のシーズンにお金がない、どうにか働いてくれって言われて」と説明した。
そんなときに、たまたまでんぱ組.incのイベントでどら焼きを配るバイトをしていたら「入らないか」と声をかけられたそうで、「たぶんそのときに親がリストラされていなかったら絶対やっていなかったと思う。やばい、お金稼がなきゃってなっていたから」と振り返った。
出典:マイナビニュース
更に、男性不信であることを告白され、「付き合うって口約束みたいなところがある。みんなすぐウソつくし、どうせ裏切るだろうとか思うし、傷つくくらいなら関わりたくない」と恋愛に対する後ろ向きな思いを抱えているようです。
経緯は父親がバツイチだったことに関係しているといった話をされていました。
20歳くらいのころに父親からバツイチだと突然告白され、「けっこうショックで…」と打ち明け、「こんなに長年一途だと思ってたけど、昔はそういうことがあったんだなと。みんなそうなんだなと思うと、もういいやって感じになりました」と振り返った。
出典:ライブドアニュース
結婚願望もないようで、「結婚しないと思う」とも発言されています。
出典:https://s.newscafe.ne.jp
このように家庭環境からネガティブになっていった部分もありますが、父親は元々プログラマであり自宅にパソコンが複数台あったことで、本人も当時からスーパーファミコンで「ファイナルファンタジー」などのゲームに興じていたことや、画家であった祖父の影響で絵を描くことが好きだったことから、イラストを書くことに長けており、ご家族の影響を受けて現在の姿があります。
漫画『海月姫』の登場人物まややのイラスト
出典:https://33man.jp
完治はしていないが前向き?
現在は、公式ファンクラブ『Mogarium』を開設や、友人の森川葵さんと同時にYouTubeチャンネル『もがちゃんねる。』を開設され、ゲームの実況などを行なっています。
最上さんがでんぱ組.inc脱退後に、今後の目標について問われると以下のように発言されていました。
そう聞かれてしまうと『ない』というか、ただ昔から言ってるのは、売れたいんですよ。なぜなら叩いてくる人が多くて悔しかったから。とにかく自分に自信が持てるくらい売れたい――。女優なのか、タレントなのか、モデルなのかもあやふやだけど“売れたい”“見返してやりたい”っていうのはすごくある。
出典:Numero TOKYO
病気については現在も完治はしておらず、ネガティブな思考になることも多いと言います。
同じような悩みを抱えてる人もいるから少しでも寄り添えたらいいなって思います。HSPもね、ダブルでしんどいけど良い方向にもってけそうなときもあるから伝えていけたらなと思います。せっかく生きてるなら楽しく生きたいよね!
今後も最上さんらしく元気な姿を見せていただきたいですね。
世間の反応
ましてやオタク向けの商売なんてさ。
ファンの熱量も高そうだしアンチも粘着具合半端ないだろうよ